「片付けても、すぐにまた散らかってしまう」

「物を捨てたいのに、なかなか手放せない」

そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

2026年の調査では、整理整頓が「苦手」と答えた人は58.5%。特に「まだ使いそうで捨てられない」「どこから片付ければいいか分からない」といった悩みが目立っています。

片付けができないのは、単に「だらしない」からとは限りません。物の量や収納方法、捨てる判断の難しさなど、いくつかの原因が重なっていることもあります。

この記事では、整理整頓が苦手な人に多い7つの原因と、それぞれの対処法を紹介します。

原因1|物の量が多すぎる

片付かない部屋で最初に確認したいのが、今ある物の量です。

収納方法を工夫すれば解決すると思い、収納ケースや棚を買い足す方もいます。

しかし、クローゼットや押し入れに収まる量を大きく超えていれば、収納だけで解決するのは難しくなります。

例えば、クローゼットに入りきらない洋服を椅子に置く。椅子がいっぱいになるとベッドの上に置く。宅配便で届いた段ボールも「あとで片付けよう」と部屋の隅へ置く。

こうして少しずつ物の置き場所が広がっていきます。

実際、整理整頓に関する調査でも、家の中で散らかりやすい場所として「クローゼット・押入れ」が上位に挙げられています。また、捨てづらい物では「洋服」が最も多くなっています。

対処法|収納する前に物を減らす

最初から部屋全体を片付ける必要はありません。

まずは、

  • 明らかなゴミ
  • 壊れていて使えない物
  • サイズが合わなくなった服
  • 同じ用途の物が何個もあるもの
  • 何年も使っていない物

など、比較的判断しやすいものから手をつけます。

収納場所を考えるのは、そのあとです。

物が減れば、それまで入りきらなかった物を収納できるようになり、片付けそのものも楽になります。

原因2|「まだ使うかもしれない」で捨てられない

整理整頓で意外と難しいのが、物を捨てる判断です。

「まだ使える」

「高かったからもったいない」

「いつか必要になるかもしれない」

そう考えているうちに、何年も使っていない物が増えていきます。

2026年の調査でも、整理整頓で困ることの1位は「まだ使いそうで捨てられない」で35.7%でした。
※クロス・マーケティング

特に洋服や書類、手紙などは「ゴミ」と判断しにくいため、残りやすい物です。

対処法|「使えるか」ではなく「使っているか」で考える

「まだ使える?」と考えると、多くの物を残すことになります。

そこで、

「最近これを使ったか?」

という基準に変えてみます。

例えば、3年間一度も着ていない服が10着あるなら、10着すべてを今後使う可能性はそれほど高くないでしょう。

それでも迷う物は、無理にその場で捨てなくても構いません。

「残す」「処分する」「保留」の3つに分け、保留した物だけ数か月後にもう一度判断する方法もあります。

原因3|物の定位置が決まっていない

片付けてもすぐ散らかる場合は、物を戻す場所が決まっていないことがあります。

郵便物をテーブルに置く。

バッグをソファに置く。

脱いだ上着を椅子に掛ける。

使った充電器を床に置く。

一つひとつは小さなことでも、毎日繰り返せば部屋は散らかっていきます。

「片付ける場所」が決まっていなければ、使うたびに収納場所を考えなければなりません。それが面倒になり、とりあえず近くに置くようになります。

対処法|よく使う物ほど戻しやすい場所を作る

毎日使う物を、わざわざ遠い収納場所へ戻す仕組みにすると長続きしにくくなります。

例えば、

鍵は玄関のケースへ。

バッグはリビングの決まった場所へ。

郵便物は専用のボックスへ。

充電器はコンセント近くの収納へ。

というように、使う場所の近くに定位置を作ると戻しやすくなります。

「きれいに収納する」ことより、「使ったあと簡単に戻せる」ことを優先するのがポイントです。

原因4|一度に全部片付けようとしている

散らかった部屋を見ると、

「今日は全部片付ける!」

と考えてしまうことがあります。

しかし、リビング、寝室、クローゼット、キッチンを一日で片付けようとすると、途中で疲れてしまいます。

押し入れの物を全部出したものの、終わらないまま夜になり、片付ける前より散らかってしまったということもあります。

片付ける範囲が広すぎると、始める前から負担に感じて後回しになりがちです。

対処法|場所ではなく小さな範囲に区切る

「今日はリビングを片付ける」ではなく、

「今日はテーブルの上だけ」

「今日は引き出し一段だけ」

「今日は床に置いてある服だけ」

というように範囲を小さくします。

15分だけタイマーをかけて、その時間だけ片付ける方法でも構いません。

小さな範囲でも物が減れば、目に見えて変化します。

その積み重ねの方が、部屋全体を一気に片付けようとするより続けやすくなります。

原因5|「あとでやる」が積み重なっている

部屋は一日で突然散らかるわけではありません。

「あとで捨てよう」

「週末に片付けよう」

「時間ができたら整理しよう」

という小さな先延ばしが積み重なっていきます。

最初は段ボール1箱だったものが3箱、5箱と増え、いつの間にか片付けること自体が大仕事になってしまいます。

整理整頓が苦手な人ほど「どこから整頓していいか分からず後回しになる」という傾向があることも、2026年の調査で示されています。
※クロス・マーケティング

対処法|数分で終わることはその場で片付ける

ゴミをゴミ箱へ入れる。

脱いだ服を洗濯かごへ入れる。

使った物を元の場所へ戻す。

通販の段ボールを畳む。

この程度なら、それほど時間はかかりません。

すべてを完璧にやろうとするより、散らかる原因をその日のうちに少し減らす方が部屋の状態を維持しやすくなります。

原因6|収納用品を増やしすぎている

「収納が足りないから片付かない」と考えて、収納ケースや棚を買い足すことがあります。

もちろん収納スペースが本当に不足している場合もあります。

ただし、物を減らさないまま収納用品だけを増やすと、今度は収納用品そのものが部屋を狭くしてしまいます。

ケースの中に何が入っているか分からなくなり、同じ物を買ってしまうこともあります。

対処法|収納用品を買うのは最後にする

おすすめの順番は、

物を減らす → 残す物を分類する → 必要な収納を考える

です。

先に収納ケースを買う必要はありません。

物を減らしてみたら、今ある収納だけで十分だったということもあります。

収納は「物を隠すための場所」ではなく、「使う物を戻す場所」と考えると整理しやすくなります。

原因7|捨て方が分からず、そのままになっている

「捨てたいけれど、どう処分すればいいか分からない」

これも物が増える原因の一つです。

特に、

大型家具、布団、自転車、家電などは、普段の家庭ごみと同じようには出せない場合があります。

高松市でも、一定の大きさを超える大型の物や引っ越しなどで出る多量のごみは臨時・粗大ごみとして扱われ、ごみステーションではなく、処理施設への自己搬入または有料の戸別収集を利用します。
※高松市公式サイト

「捨て方を調べるのが面倒だから」と部屋に置いたままにしていると、さらに別の不用品が増えてしまいます。

対処法|処分方法を先に調べる

大型の不用品がある場合は、住んでいる自治体のルールを確認しましょう。

高松市では、臨時・粗大ごみの戸別収集は事前の申し込みが必要で、申し込みから収集まで7~10日程度かかると案内されています。収集車が入れる場所まで自分で搬出する必要もあります。

自分で運べるのであれば、市の処理施設へ自己搬入する方法もあります。

自治体によって処分方法は異なるため、香川県内でもお住まいの市町のルールを確認してください。

片付ける順番が分からないときは「捨てやすい物」から始める

片付けが苦手な方ほど、最初に難しい物へ手をつけない方が進みやすくなります。

例えば、昔の写真や思い出の品から始めると、

「これは残しておこうかな」

「でも、もう使わないし……」

と一つの物を判断するだけで時間がかかります。

最初は、空き箱、壊れた物、期限切れの物など、判断に迷わないものから始めます。

床に物が多いなら、まず歩く場所を確保する。

テーブルが物で埋まっているなら、まずテーブルの半分だけ空ける。

目に見える変化が出てくると、その後の片付けにも取りかかりやすくなります。

「捨てる」と「売る」を分けると判断しやすい

まだ使える家具や家電、ブランド品などは、「捨てるのはもったいない」と感じることがあります。

その場合は、すべてをゴミとして考える必要はありません。

状態の良い物なら、買取店やリユースサービス、フリマアプリなどを利用する方法もあります。

高松市も、粗大ごみとして処分する前にリユースを検討するよう案内しています。
※高松市公式サイト

ただし、「いつか売ろう」と半年、1年と置いたままでは、結局物が減りません。

「今月中に売れなければ別の方法で処分する」など、自分なりに期限を決めておくと進めやすくなります。

片付けてもすぐ散らかるなら「増やさない」ことも大切

せっかく物を減らしても、それ以上のペースで新しい物を買えば、また元に戻ってしまいます。

特に注意したいのが、

セールだから買う。

送料無料にするために買い足す。

似た服を何着も買う。

無料でもらえるから持ち帰る。

といったケースです。

新しい物を買うときに、

「これをどこに置くか」

まで考える習慣をつけると、物の増えすぎを防ぎやすくなります。

1着服を買ったら、着なくなった服を1着見直すといったルールを作るのも一つの方法です。

自分だけでは片付けきれないこともある

少し散らかっている程度なら、毎日少しずつ片付ける方法でも十分です。

しかし、

部屋の床がほとんど見えない。

何年分もの不用品がたまっている。

大型家具を一人では運べない。

引っ越しや退去期限まで時間がない。

実家の片付けで大量の物を整理しなければならない。

といった状況では、一人で片付けることにこだわる必要はありません。

大量の不用品を一つずつ分別し、運び出して処分するには時間も体力も必要です。

「片付けなければ」と思いながら何か月も手をつけられていないのであれば、人に手伝ってもらう方法も検討してみましょう。

すっきりまるでは、香川県で不用品回収や片付けに関するご相談を受け付けています。

大量の不用品がある場合や、大型家具を自分で運び出せない場合なども、現在の状況をご相談ください。

服が多すぎて片付かない場合は?

部屋が片付かない原因が「服」に集中している場合は、ほかの物と少し分けて考えた方が整理しやすくなります。

洋服は、

「また着るかもしれない」

「高かったから捨てづらい」

「痩せたら着たい」

など、残す理由を作りやすい物だからです。

実際、2026年の整理整頓に関する調査でも「捨てづらい、たまりやすいもの」のトップは洋服でした。

服が多すぎて片付かない場合の具体的な整理方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

よくある質問

片付けができないのは性格の問題ですか?

必ずしも性格だけが原因ではありません。

物が多すぎる、物の定位置が決まっていない、処分方法が分からないなど、生活環境や片付け方が原因になっている場合もあります。

まずは「自分は片付けが苦手」と決めつけるのではなく、どこで片付けが止まっているのか確認してみましょう。

片付けはどこから始めればいいですか?

明らかなゴミや壊れた物など、捨てるかどうか迷わないものから始めると進めやすくなります。

部屋全体ではなく、テーブルの上や引き出し一段など、小さな範囲に区切る方法もおすすめです。

物を捨てるのが苦手です。どうすればいいですか?

「使えるか」だけではなく、「実際に使っているか」で考えてみましょう。

どうしても判断できない物は保留にして、一定期間使わなかった場合にもう一度判断する方法もあります。

収納を増やせば部屋は片付きますか?

物の量が多すぎる場合、収納を増やすだけでは根本的な解決にならないことがあります。

まず不要な物を減らし、残った物の量を確認してから必要な収納を考える方が効率的です。

大量の不用品を自分で処分できない場合はどうすればいいですか?

自治体の粗大ごみ収集や自己搬入を利用する方法があります。

大量の不用品がある、大型家具を運び出せない、片付ける時間が取れないといった場合は、不用品回収や片付けを行う事業者へ相談する方法もあります。

まとめ|片付けられない原因が分かれば、やることも見えてくる

整理整頓が苦手だからといって、最初から部屋全体をきれいにする必要はありません。

物が多すぎるなら、まず減らす。

捨てる判断が難しいなら、保留を作る。

物を戻せないなら、定位置を決める。

一度に片付けると続かないなら、小さな範囲に分ける。

「自分は片付けができない」と考えるより、「なぜ今の部屋が片付かないのか」を一つずつ確認することが大切です。

原因が分かれば、最初にやることも見えてきます。

それでも物の量が多く、自分だけでは片付けるのが難しい場合は、家族や専門の事業者など、人の手を借りる方法もあります。

まずは今日、目の前にある一つの物から始めてみてください。

香川県の不用品回収・遺品整理・片付け専門店すっきりまるのスタッフ