引っ越しや実家の片付けで不用品が一気に出ると、気になるのが処分費用です。

家具が数点だけならそれほどでもありませんが、冷蔵庫や洗濯機、大型家具まで重なると、思っていた以上の金額になることもあります。

ただ、すべてを同じ方法で処分する必要はありません。

自治体で処分する物、売る物、自分で持ち込む物、業者へ任せる物。

このように分けるだけでも、かかる費用は変わってきます。

この記事では、香川県で不用品を処分するときに使える方法を7つに分けて紹介します。

「できるだけ安くしたいけれど、何日も片付けに使うのは難しい」という場合も含め、自分に合う方法を探してみてください。

不用品回収を安くするなら「全部まとめて処分」する前に分ける

不用品が大量にあると、早く部屋を空けたくなります。

そこで最初から全部まとめて処分したくなりますが、費用を抑えたいなら、まず中身を見ておいた方がいいでしょう。

大きく分けると、

  • 自治体で処分できる物
  • 売却できそうな物
  • 知人などへ譲れる物
  • 家電リサイクル法などで処分方法が決まっている物
  • 自分では運べない物
  • 業者へまとめて依頼したい物

があります。

例えば、まだ使える家具と壊れた家具を同じように処分する必要はありません。

一方で、売れるかどうか分からない物を一つずつ何週間も出品していると、片付けそのものが進まないこともあります。

お金だけでなく、処分に使える時間や運搬の手間まで含めて考えるのが現実的です。

方法1|自治体の粗大ごみ収集を利用する

大型家具などを安く処分したいとき、最初に確認したいのが自治体の粗大ごみ収集です。

民間の不用品回収とは料金体系が違い、処分する物が数点なら利用しやすい方法です。

高松市では510円から収集できる品目がある

高松市では、家庭から出る臨時・粗大ごみについて有料の戸別収集を行っています。

料金は品目によって異なりますが、例えば2026年9月時点では、

品目高松市の収集手数料
いす510円
こたつ510円
自転車(対象となるもの)510円
1m×1m以下のたんす510円
1m×1mを超えるたんす1,020円
学習机・スチール机1,020円
スプリング等金属補強ありのマットレス2,040円

となっています。

品目や大きさによって金額が変わるため、申し込み前に最新の料金を確認してください。高松市では510円の「臨時・粗大ごみ処理シール」を必要な金額分購入して出す仕組みです。

自治体収集にも不向きなケースはある

料金だけを見ると魅力的ですが、いつでも好きな日に取りに来てもらえるわけではありません。

高松市では、申し込みから収集まで7~10日程度かかると案内されています。また、指定された収集場所まで自分で出しておく必要があります。
※高松市公式ホームページ

そのため、

「今週末に退去する」

「大きなタンスを一人では外へ出せない」

「家一軒分を一度に片付けたい」

といった場合には使いにくいことがあります。

処分する物が少なく、収集場所まで自分で運べて、日程にも余裕がある場合には検討しやすい方法です。

方法2|処理施設へ自分で持ち込む

車を用意できるなら、処理施設への自己搬入も選択肢になります。

高松市では、市内の家庭から出た一般廃棄物を処理施設へ直接持ち込めます。

2026年9月時点の自己搬入手数料は、車1台ごとに100kgまで1,700円。100kgを超える場合は20kgごとに340円が加算されます。

※高松市「ごみの自己搬入」案内

自己搬入が向いている人

例えば、

軽トラックやワンボックスカーを使える。
重い家具を運べる人手がある。
ある程度まとめて不用品を処分したい。

こうした場合は検討する価値があります。

戸別収集のように品物ごとに料金を計算するのではなく、自己搬入では車両を計量して料金が決まります。

不用品の種類や量によっては、戸別収集と自己搬入のどちらが使いやすいか比べてみるといいでしょう。

ただし、何でも持ち込めるわけではありません。

施設によって受け入れ品目や日時が異なるため、積み込む前に確認しておく方が確実です。高松市公式ホームページ

また、車の手配や積み込み、荷下ろしは自分たちで行います。

「料金は安くなったけれど、レンタカー代と一日分の作業時間がかかった」ということもあるので、手間まで含めて判断しましょう。

方法3|まだ使える物は買取に回す

片付け中に出てきた物を、すべて「ごみ」と考える必要はありません。

比較的新しい家電、状態の良い家具、ブランド品、工具、趣味用品などは、買取の対象になることがあります。

売却できれば処分費がかからないだけでなく、買取金額をほかの片付け費用に充てることもできます。

売れやすい物を先に分けておく

片付けながら、

「これは売れそう」

「これは処分する」

と大まかに分けておくと、その後の作業が進めやすくなります。

ただし、購入時に高かった物が必ず高く売れるとは限りません。

家電なら年式、家具ならブランドや状態などによって査定は変わります。

古い大型家具のように、まだ使用できても買取が難しい物もあります。

「使える=必ず売れる」ではないので、買取できなかった場合の処分方法も考えておきましょう。

方法4|フリマアプリや知人への譲渡を使う

急いで処分する必要がなければ、フリマアプリや知人への譲渡も使えます。

特に、

  • 小型家電
  • 趣味用品
  • 子ども用品
  • 未使用の日用品
  • 衣類
  • 食器

など、自分で梱包・発送しやすい物とは相性のいい方法です。

家具のように発送が大変な物でも、近隣で引き取り手を探せるサービスを利用できる場合があります。

高松市も、ごみとして処分する前のリユースを案内しており、官民連携のリユース拠点も設けています。
※高松市公式ホームページ

期限がある片付けでは使い分ける

フリマアプリは売れるまでの日数を読みにくいのが難点です。

引っ越しまで1か月あるなら試せても、退去まで3日しかない状態では待っていられません。

そのため、

○日までに売れなければ処分する

と期限を決めておくと、片付けが止まりにくくなります。

実家や空き家の整理でも同じです。

売却に時間を使いすぎて片付け全体が進まないのであれば、別の方法へ切り替えた方が早いことがあります。

方法5|家電リサイクル対象品はほかの不用品と分ける

冷蔵庫や洗濯機などがある場合は、普通の粗大ごみと同じようには処分できません。

家庭用の

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機

は家電リサイクル法の対象です。

高松市でも、ごみステーションや通常の粗大ごみとして処分するのではなく、販売店への依頼、指定引取場所への持ち込み、市への回収依頼などを案内しています。
※高松市公式ホームページ

市へ回収を依頼する場合、リサイクル料金とは別に1品につき2,040円の収集運搬料金が必要です。

こうした家電を最初に分けておけば、

「粗大ごみとして全部まとめて出そうとしたら、冷蔵庫だけ出せなかった」

ということを避けられます。

エアコンについては、すっきりまるの「香川県でエアコンを処分するには?取り外し費用・処分方法・注意点を解説」でも詳しく紹介しています。

方法6|不用品の量を減らしてから回収業者へ相談する

不用品回収業者へ依頼する場合でも、必ずしも家の中にある物を全部頼む必要はありません。

例えば、

衣類や小さな生活ごみは自治体収集。
売れる家電は買取。
自分で運べる粗大ごみは自治体。
一人では動かせない家具は回収業者。

という分け方もできます。

自分で無理なく処分できる物を先に減らしておけば、業者へ依頼する物量も変わります。

ただし、何往復もするなら時間も考える

費用だけを見て細かく分けすぎると、今度は片付けに時間がかかります。

例えば軽トラックを借りて処理施設へ何往復もするなら、

レンタカー代、ガソリン代、積み込み、移動、荷下ろし。

これらも必要です。

仕事を休んで丸一日作業する場合なら、その時間も無視できません。

自分でやる部分と任せる部分を分けるくらいが、結果として使いやすいこともあります。

方法7|回収業者へ頼むなら見積もり条件をそろえる

不用品が多く、自分だけでは運び出せない場合は回収業者へ相談することになります。

このとき料金を比べるなら、金額だけを見るより何が含まれているかを確認した方が分かりやすいです。

例えば、

  • 搬出作業
  • 車両費
  • スタッフ人数
  • 階段作業
  • 大型家具の解体
  • 家電の取り扱い
  • その他の追加作業

などです。

A社は安く見えても搬出が別料金、B社は最初から搬出まで含まれている、ということもあります。

同じ条件で見積もりを取らなければ、表示された総額だけでは比べにくくなります。

写真を送れるなら先に見てもらう

問い合わせ時に、

部屋全体の写真
処分したい大型家具
冷蔵庫・洗濯機などの家電
階段や搬出経路

が分かる写真を用意しておくと、状況を伝えやすくなります。

「2DKです」と伝えるだけでは、不用品が少ししかないのか、各部屋いっぱいに残っているのか分かりません。

物量が分かる写真がある方が話は早く進みます。

結局どの方法が一番安い?

一つの方法が、どんな片付けでも一番安くなるわけではありません。

目安として整理すると、次のようになります。

処分方法費用を抑えやすさ手間向いているケース
自治体の粗大ごみ◎△数点だけ処分したい
処理施設へ自己搬入◎×車と人手を用意できる
買取◎△新しい家電・価値のある物
フリマ・譲渡◎×時間に余裕がある
不用品回収業者△◎大量処分・搬出が難しい
方法を組み合わせる◎○費用と手間の両方を調整したい

とにかく支出だけを少なくしたいなら、自分で分別して自治体の制度を利用する方法が中心になります。

反対に、家一軒分を短期間で空けたい場合は、費用だけでなく必要な日数や搬出作業まで考える必要があります。

その中間なら、売れる物を売り、自分で出せる物だけ自治体を利用し、残った大型家具などを業者へ依頼する方法があります。

「無料回収」なら一番安いとは限らない

街中を巡回する車やチラシなどで「無料回収」という言葉を見かけることがあります。

無料なら一番安いように見えますが、依頼前に料金の範囲を確認してください。

例えば、本体の回収は無料でも、

搬出費、作業費、車両費などは別

という料金体系も考えられます。

また、家庭から出る廃棄物の収集運搬にはルールがあります。

環境省も、家庭の廃棄物を回収する場合について、市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託を受けていない事業者へ安易に処分を依頼しないよう案内しています。

料金だけでなく、回収後にどのように処理されるのか確認できる業者かも見ておきたいところです。

香川県内でも自治体によって処分方法は違う

ここまで高松市を例に説明しましたが、香川県内すべての市町で料金や出し方が同じではありません。

高松市で510円の物が、別の市でも510円とは限りません。

丸亀市、坂出市、さぬき市、三豊市、観音寺市など、住んでいる地域によって粗大ごみの受付方法や処理施設が変わります。

そのため、自治体を利用する場合は、不用品がある住所の市町の公式情報を確認してください。

特に実家の片付けでは、自宅と実家が別の自治体ということもあります。

普段自分が使っている地域のごみルールではなく、実家がある地域のルールで処分することになります。

不用品回収を安くしたいときにやらない方がいいこと

費用を抑えようとして、逆に手間や出費が増えることもあります。

例えば、退去日直前になってから粗大ごみ収集を申し込むケースです。

高松市では、粗大ごみの申し込みから収集まで7~10日程度かかると案内されています。

期限に間に合わなければ、結局ほかの処分方法を探すことになります。

また、

「売れるかもしれない」

と大量の家具を何週間も残しておくと、部屋の明け渡しや空き家整理が進みません。

節約するなら、いつまでその方法を試すのか期限を決めておくと進めやすくなります。

不用品をまとめて処分した方がいいケースもある

すべてを一つずつ最安の方法で処分することが、いつでも現実的とは限りません。

例えば、

  • 賃貸の退去日が迫っている
  • 遠方の実家を片付けている
  • 大型家具が多い
  • 一人暮らしで運搬できない
  • 階段から家具を下ろせない
  • 遺品整理で家財が大量に残っている
  • 空き家を短期間で空にしたい

といった場合です。

こうしたケースでは、何週間もかけて一つずつ売却・処分するより、まとめて片付けた方が予定を立てやすくなります。

前回紹介したゴミ屋敷の退去でも同じで、退去期限が決まっている場合は「一番安い方法」だけではなく、その日までに終わる方法かを見る必要があります。

香川県の不用品回収ならすっきりまるへ

すっきりまるでは、香川県で不用品回収、遺品整理、生前整理、家財の片付けなどに対応しています。

不用品の処分では、

「全部回収してほしい」

というケースだけではありません。

「自治体で出せる物は自分で出したので、大きな家具だけお願いしたい」

「実家を片付けていて、自分たちでは運べない物が残った」

「退去日まで時間がなくなった」

といった相談もあります。

不用品の量や搬出状況によって必要な作業は変わります。

自分で処分する部分と依頼する部分を分けたい場合も、現在の状況を確認したうえで相談してください。

不用品回収についてよくある質問

不用品回収についてよくある質問をまとめました。

不用品が少ない場合でも回収業者へ頼んだ方が安いですか?

数点だけで、自分で指定場所まで運べるのであれば、まず自治体の粗大ごみ料金を確認してみるといいでしょう。

高松市では510円から収集できる品目があります。

自分で処理施設へ持ち込めば安くなりますか?

高松市では家庭から出た一般廃棄物の自己搬入を受け付けており、2026年9月時点では車1台につき100kgまで1,700円です。

冷蔵庫や洗濯機も粗大ごみとして出せますか?

通常の粗大ごみとしては処分できません。

冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、テレビ、エアコンは家電リサイクル法の対象です。高松市でも別の処分方法を案内しています。

まとめ|安くするなら処分方法を一つに決めない

香川県で不用品の処分費を抑えたいなら、何でも同じ方法で捨てる必要はありません。

  • 少量の粗大ごみなら自治体。
  • 車と人手があるなら自己搬入。
  • まだ価値がある物なら買取。
  • 時間があるならフリマや譲渡。
  • 自分で運べない物や大量の家財は回収業者。

こうして分けると、費用と手間のバランスを取りやすくなります。

特に家一軒を片付ける場合は、「全部自分でやる」「全部業者へ頼む」の二択ではありません。

自分で処分しやすい物を先に減らし、残った物だけ依頼する方法もあります。

まずは不用品を見渡して、売る物・自治体へ出す物・自分で持ち込む物・回収を頼む物に分けるところから始めてみてください。

香川県の不用品回収・遺品整理・片付け専門店すっきりまるのスタッフ